卒園を迎え、新しい門の前に立つ年長児の前途を思い、入園時から今日までの想い出を保護者各位の一人一人と取り組んだ教諭の皆さんの心中を心から共感したいと思います。

　卒園式、式後の保護者の一人一人の思いと、もう一つ担当教諭の一人一人の心中はいつも「涙の内に種まく人はよろこびの内に刈り取る」の聖書の一節を思い出します。

　これから先の日々に何がまちうけているのか誰も知る人はいませんが唯、すべての人々が幸あれと祈る心は同じだと思っています。

　幸とは何かは聖書マタイ五章に示されています。唯、不幸とは愛に背を向けることだと言うことを心に刻み意識していたいものです。暁の星の幼児の心の中に愛の業には必して背をむけない人である事を心に刻んでいて欲しいと心から望んでいます。主なる神がどんなことがあっても私に背を向けないと同じように人に背を向ける人にならないようにと心から祈ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　園長　深堀　升治神父